前立腺がんの患者様、ご家族の皆様へ

前立腺がん治療・小線源療法|ブラキ・サポート

治療について前立腺がんの治療について【4】

PSA監視療法

PSA監視療法は、PSA値が低く、癌の病巣が小さく、悪性度も低い、癌の広がりもなく、すぐに体に悪影響を起こさないと判断された場合は、選択肢のひとつとなります。
治療は行わずに定期的にPSA値を見ていき、PSA値が上昇すれば再度、針生検を行うなどして適切な段階での治療を選択していく方法です。

PSA監視療法は、早期発見が可能になったからこそ出来る療法ですが、手術などの根治治療では、尿漏れや性機能の障害が問題になってくるので、治療の合併症や副作用で苦しむ人を減らそうという目的で提唱された方法です。
患者さんは治療することで得るものもありますが、失うものもありますので、このあたりのバランスをとるためにも、小さくておとなしい癌には、PSA監視療法が今後広く適応されていく可能性があります。

<監修>あじろぎ会 宇治病院 泌尿器科 岡本圭生先生

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