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ブルークローバー・キャンペーンブルークローバー通信Vol.12【2】

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10/14(日)
日本医科大学(東京都文京区)PSAスクリーニングキャンペーン

前立腺がんの正しい知識定着のために

日本医科大学PSAスクリーニングキャンペーンの市民公開講座の様子「無料PSA検査はもちろん、正しい前立腺がんの知識を広く一般に向けて提供できる、このようなイベントの必要性を感じていた」と木村剛先生(日本医科大学泌尿器科学教室准教授)。日本医科大学で行われたPSAスクリーニングキャンペーンには、市民公開講座に約60人、無料PSA検査には112人が参加しました。

近藤幸尋先生(同大学主任教授)を座長に行われた市民公開講座は、前立腺がんの「診断(鈴木康友先生・同大学講師)」から始まり、三つの治療方法「手術(濵﨑務先生・同大学准教授)」「放射線(木村先生)」「ホルモン(木全亮二先生・同大学助教)」の最前線を解説。「知り合いなどから、間違った前立腺がんの知識を得ている人も目につく。参加されたみなさんには、正しい知識を持ち帰ってほしかったのです」という木村先生の思いがこもったかのような各講演に、参加者はじっくりと聞き入ります。

 その後は、五つの個室に各先生が分かれ、参加者の疑問・相談に答える時間を設定するきめ細かな対応も。「前立腺がんについて、自分にかかわりのある人は十分な知識を備えていますが、そうでない人は『PSA検査』の存在すら知らない。『知識の二極化』が気になります。正しい知識を一人ひとりが持てば、いざ前立腺がんと診断されたとき、備えができるし、過剰に治療されることも少なくなるはず。今日の経験を足掛かりに、今後は健康意識の低い人、前立腺がんに対する知識が少ない人に対しても、正しい知識を広げていく試みをしていきたいですね」と木村先生は締めくくってくれました。

日本医科大学PSAスクリーニングキャンペーンのスタッフのみなさんとPSA検査の様子

9/21(金)・28(金)
黒沢病院附属ヘルスパーククリニック(群馬県高崎市)
PSAスクリーニングキャンペーン

女性の視点から、前立腺がんを見つめる

黒沢病院附属ヘルスパーククリニックPSAスクリーニングキャンペーンの企画部、武川志央さん 9月21日・28日に開催されたイベントは「家族が前立腺がんにならないための、女性の役割について」と独自の切り口で構成。
 黒澤功先生(医療法人社団美心会理事長・NPO法人前立腺がん検診推進ネットワーク理事長)は「特に女性(妻・娘)の助言なしに、前立腺がん検診の現場に男性が出向くことは難しい。ためらう男性の背中を押してあげるために、女性にも前立腺がんの知識を持ってほしいのです」とその意図を語ります。
 企画部の武川志央さんは「男性特有の前立腺がんといえども、それを支える女性の視点は大切。先ごろ当院が中心となり設立した『NPO法人前立腺がん検診推進ネットワーク』に3人の女性が理事として加わったのも、そんな理由からです」と話します。

黒沢病院の公開講座の様子 28日の公開講座は山中英壽先生(公益財団法人前立腺研究財団理事長・黒沢病院院長)の講演と「女性の役割」をテーマにパネルディスカッションを実施。前述の3人の女性理事(黒澤由美子さん、松本房江さん、大河原カツヱさん)がパネラーとして参加しました。黒澤さんは「PSA検査は『パパ(P)生活(S)安心(A)』と覚えて。いつまでもご主人に関心を向けてください」と女性ならではの視点からメッセージを送ります。

 両日に行われた無料PSA検査は20人が受診。そのうちの1人の男性(65歳)は「いろんながん検診を受けてきたがPSA検査は初めて。妻から勧められて」と話します。ちなみにこの男性は市民公開講座を夫妻で聴講。「(妻が知識を得て)これから口うるさくなるだろうね」と苦笑いしながらも、満足そうな足取りでクリニックを後にしました。

黒沢病院附属ヘルスパーククリニックPSAスクリーニングキャンペーンの展示物の様子

9/24(月)
伊勢崎市民病院(群馬県伊勢崎市)前立腺がん啓発イベント

意欲的な参加者 活発な質問が飛び交う場に

伊勢崎市民病院前立腺がん啓発イベントの講演の様子 伊勢崎市民病院(小林幹男院長)で開催したイベント。竹澤豊先生(伊勢崎市民病院泌尿器科主任診療部長)による司会で行われた市民公開講座は「前立腺がんの診断と治療」がテーマ。牧野武朗先生(同院泌尿器科医長)の講演は、前立腺がんと診断されるまで、またその後の治療全般に関して詳細な説明がされました。特にPSA検査については、様々な角度からのデータを示したうえで、その重要性を強調。集まった約50人の参加者から活発な質問が飛び交い、充実のもと終了しました。

9/10(月)~14(金)
古作クリニック本院/東分院/玉村分院
(群馬県伊勢崎市/佐波郡玉村町)協力施設

施設で活動

古作クリニック本院/東分院/玉村分院協力施設のスタッフのみなさん期間中、資料展示ブースを設置して、パンフレットやキャンペーンバッジの配布を行い、来訪された方々の質問に対し、泌尿器科専門医が説明を行いました。

11/17(土)・18(日)
国立病院機構埼玉病院(埼玉県和光市)
PSAスクリーンニングキャンペーン

 同院泌尿器科医長の門間哲雄先生が中心となって実施。「和光市民まつり」で幅広い世代が集まる会場内で、健康相談ブースを設置。50歳以上男性の希望者に、無料PSA検査を実施しました。

国立病院機構埼玉病院PSAスクリーンニングキャンペーン

全米の協力病院やクリニックで無料PSA検査を実施している様子「前立腺がん啓発週間」が浸透する米国
NPO法人 PCEC(Prostate Conditions Education Council)が中心的役割に
米国の男性の健康を脅かす前立腺がんに関する知識を、男性だけでなく女性も含めた国民に普及させることを目的に設立されたNPO法人。毎年9月第3週を「前立腺がん啓発週間(Prostate Cancer Awareness Week:PCAW)」と定め、全米の協力病院やクリニックで無料PSA検査を実施。米国民の間でPSA検査は身近なものとなっている。

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