前立腺がんについて前立腺がんの症状
前立腺がんの症状について
前立腺がんが大きくなってくると、尿が出にくい、尿の回数が多い、残尿感があるなど、前立腺肥大とよく似た症状が出てきます。
ただし、前立腺肥大は前立腺がんとは直接関係がなく、前立腺肥大になったからと言って癌になりやすい訳ではありません。
前立腺がんを早い段階で発見するには自覚症状だけでは難しいため、血液検査の一種であるPSA検査による早期発見が重要になります。
父親や兄弟に前立腺がんの方がおられると、この癌にかかるリスクは、普通の人の2倍になると予測されています。また前立腺がん患者が父親、兄弟で複数存在すれば、さらにリスクは高くなります。
このようなケースでは、40歳代からPSA検査を受けるように心がけてください。
前立腺がんと前立腺肥大症の違い
発生部位
経過
前立腺ガン:進行すると排尿障害があらわれたり、骨やほかの臓器に転移する。
前立腺肥大症:肥大により尿道が圧迫されて、排尿障害があらわれる。転移はしない。
<監修>あじろぎ会 宇治病院 泌尿器科 岡本圭生先生