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ブルークローバー・キャンペーンブルークローバー通信Vol.18-2【2】

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10/19(日)~22(水)昭和大学江東豊洲病院
PSAスクリーニングキャンペーン

●江東区で初開催 検診の重要性を今後も発信

昭和大学江東豊洲病院で行われた前立腺がん無料PSA検診の様子 2011年、全国に先駆けいち早く民間主導の前立腺がん啓発イベントを実施した昭和大学。昨年までは、品川区にある昭和大学病院で数年にわたり開催していましたが、2014年3月に昭和大学江東豊洲病院が移転開院してから初の開催となりました。
 市民公開講座には約200人が参加。「前立腺肥大症の診断と治療(林圭一郎先生・同病院泌尿器科助教)」で前立腺がんとの違いについて、「前立腺がんとは?(五十嵐敦先生・同病院泌尿器科講師)」では前立腺がんの疫学から診断について、「前立腺がんにならない生活(深貝隆志先生・同病院泌尿器科教授)」では予防法と検診の大切さについて、最後に「前立腺がんの最新治療(森田將先生・同病院泌尿器科講師)」では手術、放射線治療、薬物療法について解説がありました。別途、会場内に個別質問コーナーを設け、各先生が個別の疑問や相談に答えるきめ細かな対応もありました。
 そして期間中は、200人を超える無料PSA検診への参加者が。検診の重要性が認知されていることを示す何よりの数字といえますが、実際には「検診に興味のある人」の参加によるところも大きいと担当者は分析します。潜在的な「無関心層=検診を受けるべき人」に向けて、これからも啓発メッセージを継続していく必要がありそうです。

10/21(火)伊勢崎市民病院
市民公開講座「前立腺がんの早期発見と最新の治療 ~ロボット支援施術について~

●予防から治療の心がまえまで 最新治療の話題にも

前立腺がん啓発活動が行われた伊勢崎市民病院 齋藤佳隆先生(泌尿器科部長)座長のもとで幕を開けた市民公開講座。講師は竹澤豊先生(泌尿器科主任診療部長)が務め、「前立腺がんとは?」を解きほぐすことから話題を展開します。さらに食事内容や生活習慣が、がんのリスクとどう関係するかについて丁寧に説明。熱心にメモを取りながら聴講する参加者も多く見られました。イベントのタイトルにも織り込んだように、中盤では近年普及のめざましいロボット支援手術についても話が及びます。予防の話題だけでなく、前立腺がんと診断された場合も想定。治療の流れをわかりやすく紹介することで、不安感をなくしてPSA検査を受診してもらいたいという思いが伝わるかのような内容に、講演後も多くの参加者が座長と講師に質問を投げかけていました。特に最近検診を受けた参加者からは、熱心な質問がありました。
 「前立腺がんとはどういう病気か。どういう検査、どういう治療があるのか。他のがんと違うところはどこかなど『前立腺がん』の特徴を伝えられた時間になったと思う」と、担当者も開催の手応えを振り返ります。また質疑応答などを通じ、男性だけではなく、その配偶者も病気についての関心が高いと感じられたのも印象的だったといいます。

11/9(日)長崎大学 前立腺がん市民公開講座

●予防から治療まで 全般的な理解促進の場に

 酒井英樹先生による開会のあいさつで幕を開けた長崎大学の市民公開講座。メルカつきまちを会場に、177人の参加者を集めたイベントのメーンに据えられたキーワードは「前立腺がん検診のすすめ~PSA検診と治療法の進歩」です。
 酒井先生の司会のもと、「前立腺がんと前立腺肥大症」(井川掌先生)の講演で前立腺がんの総論を展開したのち、「PSA検診」(計屋知彰先生)、「早期がんの治療」(竹原浩介先生)、「進行がんの治療」(鶴崎俊文先生)の順に話題が展開されていきます。前立腺がんにまつわる質問に先生が回答する「Q&Aコーナー」では、前立腺がんの予防、前立腺がんと前立腺肥大症との関係、PSAと年齢との関係など、参加者から活発な質問が寄せられました。
 事前告知の方法としては、前立腺がんにふだん注意を払わない健康な「無関心層」に、PSA検診の啓発を行いたいというねらいもあったとのこと。会場には女性の姿も多く見られ、家族ぐるみで前立腺がんのことを知ろうという雰囲気に包まれた同日。すでに前立腺がんの治療を受けている人の参加もあり、予防から治療まで、前立腺がんに関する全般的な理解の場となったようです。来年以降のさらなる集客につながるノウハウも得ながら、長崎での前立腺がん理解の輪は確実に広がっています。

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