前立腺がん治療・小線源療法|ブラキ・サポート https://brachy.jp/ Produced by メディコン
「前立腺がん診断の流れ」の(3)
癌の進行度、癌の浸潤度合を判断します。
病期分類(TNM分類)は、「T:原発腫瘍」「N:リンパ節転移」「M:遠隔転移」と「G:がん組織像」によって、癌の進行度(広がり)を病期I~IVに分類するものです。
TNM分類 | 病期 | |||
T1: 触知不能、 画像診断不能 |
T1a: 組織学的に切除組織の 5%以下に偶発的に発見 |
G1 | Ⅰ期 | |
G2、 |
Ⅱ期 | |||
T1b: 組織学的に切除組織の 5%をこえて偶発的に発見 |
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T1c: 針生検により確認 |
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T2: 前立腺に 限局 |
T2a: 片側の1/2以内の進展 |
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T2b: 片側の1/2をこえて広がる |
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T2c: 両側への進展 |
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T3: 前立腺被膜 をこえて進展 |
T3a: 被膜外へ進展 |
Ⅲ期 | ||
T3b: 精嚢(せいのう)に浸潤 |
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T4: 隣接組織に固定または浸潤 |
Ⅳ期 | |||
N1:所属リンパ節転移 | ||||
M1a:所属リンパ節以外のリンパ節転移 | ||||
M1b:骨転移 | ||||
M1c:リンパ節、骨以外の転移 |
<監修>あじろぎ会 宇治病院 泌尿器科 岡本圭生先生