前立腺がん治療・小線源療法|ブラキ・サポート https://brachy.jp/ Produced by メディコン
「前立腺がん」の「早期発見・適切治療の大切さ」を発信するブルークローバー・キャンペーンは、6月9日にJOYXゴルフ倶楽部 上月コース(兵庫県佐用町)で行われたゴルフトーナメント「BLUE CLOVER JOYX OPEN 2012」に協力。一流アスリートのマネジメントを行う株式会社JOYX(ジョイックス:兵庫県西宮市)と、同社マネジメントのもと活躍するプロゴルファーとボランティアの方々の賛同を得ながら、今年も来場者にキャンペーン活動をアピールしました。
最新の統計によると、2025年には男性のがんの中で第1位になると予測される前立腺がん。ゴルフ愛好家とその周囲の方々に、前立腺がんの実態と、少量の血液検査で治療効果判定ができるPSA検査について広く伝え、末永く健康でゴルフを楽しんでもらいたい。このような願いを込めて、ブルークローバー・キャンペーンはゴルフのオープン大会に2009年大会から特別協賛。「BLUE CLOVER」のキャンペーン名を冠した大会としては、今年で3度目の開催となります。
そんな今大会に、特別な思いを込めて参戦するプロゴルファーの一人が、杉原敏一プロです。トッププレーヤーとしてプロゴルフ界を長年にわたりけん引し続け、2011年末、惜しまれながらも前立腺がんで亡くなった杉原輝雄プロ(享年74)を父に持つ杉原敏一プロ。杉原輝雄プロについて、こう振り返ってくれます。
「“お父さん”というよりは“厳しいプロゴルファーの先輩”という感覚。とても強く大きい存在だったので、1997年に(輝雄プロが)前立腺がんを公表した時も、病気に負けるイメージは一つもわいてこなかったし、父なら前立腺がんを追い払ってくれるだろう、とまで思っていました」
前立腺がんと向き合いながら、不屈の精神で現役にこだわり続けた輝雄プロ。「つるやオープン」での史上最年長(68歳10カ月)予選通過や、中日クラウンズでの連続出場記録(51回)など、次々と記録を打ち立てる姿は、今もゴルフファンの記憶に焼き付いています。2008年にはリンパ節への転移が認められながらも、「生涯現役」への思いは、ついえることはありませんでした。
「父が前立腺がんになった時、僕は書籍を読むなどして理解を深めました。それまではどんながんかも知りませんでしたが、今ではPSA検査によって早期発見できると治療の選択肢が増え、根治可能ながんだと認識しています。父の闘病生活で実感したことですが、大切な人を支えるには、やはり家族がつながっていることが大事。そうすれば、精神的にもきっと和らぐでしょうから。父は口には出しませんでしたが、きっとそう思ってくれていたと信じています」
ブルークローバー・キャンペーンについても「当初の僕のように、前立腺がんという言葉さえ知らない方もいるでしょう。しかしキャンペーン活動の広がりで、助かる患者さんや周りの方もたくさんいると思います。どんどん浸透させてほしいし、僕も応援します!」とエールを。今大会を機にまた一人、心強いサポーターが加わってくれました。
大会当日、昨年に引き続きブルークローバー・キャンペーンはブースを出展。「前立腺がん=PSA検査で早期発見」「50歳になったら、年に1度はPSA検査を!」など、キャンペーンメッセージが一目でわかるバナーをはじめ、キャンペーンカラーの青ベースで統一されたブースから、スタッフがPSA検査の概要や受診を呼びかけ、たくさんの来場者が足を止めてくれます。また大会記念のキャンペーン特製パターグリップを販売(500円:売上はすべてスナッグゴルフ・スクールセット購入資金にあて、日本ゴルフツアー機構を通じて小学校へ寄贈いたします)。キャンペーンロゴをあしらったグリップは、ゴルフ愛好者を中心とした来場者が手に取り、握り心地を確かめます。中には「デザインがおしゃれ」と複数購入する女性も。
フェアウエーでは、JOYXに所属する「Team JOYX」の伊澤利光プロ、大会優勝経験を持つS・K・ホ プロ、小田孔明プロをはじめ、小田龍一プロ、井上信プロらトッププロゴルファーが白熱のラウンドを繰り広げます。参加選手が、キャンペーンにちなんでブルーのアイテムを身につけるのは、今や「BLUE CLOVER JOYX OPEN」の恒例。コースは今年も青一色で彩られます。
追いつ追われつの接戦を7アンダーで制したのは、期待の若手・高山準平プロ。大会初優勝に「自分でもびっくり。チャンスをものにできてうれしい」と満面の笑み。優勝者インタビューでは「『BLUE CLOVER JOYX OPEN』を機に、一人でも多くの方に前立腺がんの実態を知ってもらいたい。僕も応援しています!」とメッセージを。ゴルフ界におけるキャンペーンメッセージの定着と、さらなる広がりを確信した一日となりました。