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伝えたいこと高リスク前立腺がんの治療法別成績【2】

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高リスク前立腺がん治療で有効なトリモダリティとは

トリモダリティとは、外部照射と小線源療法(ブラキ治療)の併用療法にホルモン療法を組み合わせた治療方法です。

ニューヨークのマウントサイナイメディカルセンターは、トリモダリティ治療を開発した施設ですが、彼らの報告によれば 短期間のホルモン療法に小線源療法と外部照射を組み合わせ、外部照射換算で120Gy近い放射線を当てることが、高リスク前立腺がんに対するもっとも効果的治療法であるとしています。これはIMRTを用いて行われる高精度照射とよばれる外部照射単独の線量にくらべても約1.5倍程度の線量に相当します。

グラフに示されるとおり、トリモダリティを使えば10年での再発率は、15%程度(PSA非再発率85%)と非常に優れた結果となっています。この治療は、ホルモン療法により癌を退縮させた後に、小線源療法と外部照射を行うことで、非常に高い放射線を照射し癌を根絶させるという理論に基づいています。

※外部照射単独の場合、IMRTを用いても現在我が国で行われている治療線量はせいぜい~78Gyにどとどまっています。

低リスク・中間リスク・高リスク前立腺がん治療のまとめ

小線源療法(ブラキ治療)は、前立腺の外側も治療可能であり、外部照射のように前立腺の動きに左右されないという利点があります。
小線源療法単独で治療したとしても、通常の外部照射よりは遥かに高いエネルギーで治療できるという利点があります。また、小線源療法は適切に外部照射やホルモン治療を併用すれば、おとなしい小さな癌(低リスク前立腺がん)や悪性度の高い浸潤癌(中間リスク・高リスク前立腺がん)のいずれであっても、非常に高い確率で癌を治癒させることができる治療方法であるといえます。

<執筆>滋賀医科大学 泌尿器科 岡本圭生先生

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