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ブルークローバー・キャンペーンブルークローバー通信Vol.18-2【1】


もっと知ってほしい 前立腺がんのこと

ブルークローバー・キャンペーン2014 前立腺がん啓発活動リポート(2)

 ブルークローバー・キャンペーンは、前立腺がんの早期発見・適切治療を推進し、日々進化する治療の最新情報を伝える取り組みを続けています。
 その活動の一環として、毎年秋には複数の医療機関と協力し、無料PSA検査の提供のほか、前立腺がんの基本的知識を広く発信する活動を展開。年を追うごとにその協力医療機関数を増やし、キャンペーンのメーンメッセージである「前立腺がんの早期発見・適切治療」の大切さを、全国に浸透させています。

9/25(木)黒沢病院附属ヘルスパーククリニック
ブルークローバー・キャンペーン旬間 in Takasaki

●継続することの手応えと重要性を再認識

黒沢病院附属ヘルスパーククリニックで行われた前立腺がん市民公開講座の様子 毎年、趣向を凝らしたアプローチでキャンペーンを盛り上げる同院。今年は9/16~27の期間を「ブルークローバー・キャンペーン旬間」とし、オリジナルのぼりの作製や、高崎駅でのポスター掲示、チラシ配布を実施。また高崎市薬剤師会、富岡甘楽薬剤師会の薬局にも協力を得て、薬局内でポスター掲示、チラシ配布を行いました。こうした活発な事前告知も奏功し、当日は、平日にもかかわらず市民公開講座に約100人、無料PSA検査へは34人が参加しました。
 2部構成で展開された市民公開講座は、第1部「前立腺がんの診断」(熊坂文成先生 黒沢病院予防医学研究所主任研究員)、「前立腺がんの治療」(山中英壽先生 黒沢病院院長)の講演で幕を開けます。第2部のパネルディスカッションでは黒澤功先生(NPO前立腺がん検診推進ネットワーク理事長)司会のもと、山中先生、熊坂先生のほか、黒澤由美子さん(NPO前立腺がん検診推進ネットワーク理事)、白井徳夫さん(アイケイ薬局富岡店)、武川志央さん(黒沢病院企画推進部)がパネリストとして登壇。「前立腺がん検診の推進」をテーマに活発な意見の交換が行われました。

前立腺がん啓発活動が行われた黒沢病院附属ヘルスパーククリニックの様子 年に一度のキャンペーン期間だけでなく、毎年恒例の病院祭(美心祭)では前立腺がんに関するブース設置やミニ講演なども継続して行う同院。前立腺がんの早期発見・適切治療の重要性を啓発する熱意は地域の皆さんへも確実に浸透しており、今年は聴講者の真剣さが例年以上に伝わってきたといえます。

10/4(土)福岡市泌尿器科医会
平成26年度市民公開講座「知ろう!学ぼう!前立腺がん」

●活発な質疑応答 参加者満足度もアップ

 一般市民に広く前立腺がんのことを知ってもらおうと、250人の参加者を集めて開催された市民公開講座「知ろう!学ぼう!前立腺がん」。田中正利先生(福岡大学医学部泌尿器科学教室教授)司会のもと、横溝晃先生(九州大学大学院医学研究院泌尿器科学分野准教授)による「前立腺がんって何?」、阿部裕典先生(白十字会白十字病院泌尿器科部長)による「前立腺がんの診断」、入江慎一郎先生(福岡大学医学部泌尿器科学教室講師)による「前立腺がんの治療」の3講演が行われました。
 この時期の“恒例行事”となった感のある講座ですが、家族連れで来場する参加者のほか「毎年楽しみに参加しています」といった声を寄せる参加者も見られるなど、大きな期待の中での開催となっています。今回も数多くの質問が寄せられましたが、その期待に応えるかのように、各講師も患者さんの状態に合わせた、踏み込んだ具体的な治療の話を展開。会場にはすでに前立腺がんと宣告され、患者としてがんと向きあっている参加者も多く見られましたが、講演や質疑応答を通して、先生方の熱意が伝わったのではないでしょうか。

10/18(土)佐久総合病院 前立腺がん啓発週間

●予想を上回る参加者 正しい知識定着に一助

 約220人の参加者を集めて行われた市民公開講座。柏原剛先生(佐久総合病院泌尿器科部長)からは「前立腺がんの疫学・診断・治療」。吉田大作先生(佐久医療センター放射線治療科部長)からは「前立腺癌に対する放射線、IMRTについて」のテーマで講演。その後は質疑応答が行われ、会場からの質問がなくなるまで、長時間にわたって続けられるなど盛り上がりを見せました。公開講座終了後には、当日受け付けで無料PSA検査も実施。予定人数を大幅に上回る151人の受診希望者を数えました。

佐久総合病院で行われた前立腺がん市民公開講座の様子 「こんなに多くの人に参加いただけるとは思っていませんでした。参加者一人ひとりから、関心の強さを感じられて驚いています。講演やPSA検査を通じて、前立腺がんを知っていただく、よい機会になったのでは」と柏原先生が振り返るように、前立腺がんの情報に対して高感度な参加者が集ったイベント。正しい知識の定着はもちろん、前立腺がん治療において佐久総合病院がどのように関われるかを周知する、良い機会となったことでしょう。

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