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ブルークローバー・キャンペーン前立腺がん早期発見のためにPSA検診への理解を【4】

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デメリット対策としてのPSA監視療法とは(1)

PSA検診について語る伊藤一人先生伊藤
PSA検診はがん診断精度が高いがゆえに、命に影響を与えないようなおとなしいがんが一部の人に発見されることがあります。これは「過剰診断」といって、PSA検診のデメリットの一つです。一方で、約半数の人は、PSA検査値が1.0ng/ml以下で、「がんの危険が極めて少ない」との結果が届きますので、「安心できる」というメリットを受けられます。また基準値上限(4.0ng/ml)に近い場合でも、将来、異常値になる危険はありますが、きちんと定期的に検診でPSA値をチェックしていけば、発見が遅れることはほとんどなく、がんが原因で亡くなるのを避けることができます。もし、PSA値が10ng/ml以上であった場合は早急に治療を要するがんが見つかる可能性が高くなりますが、専門医に相談し適切な治療を行えば、その人がPSA検診を未受診で気づかずにがんが進行した場合と比べ、余命は明らかに長くなります。つまり、大多数の人にとってPSA値を「知るメリット」のほうが、「知らないデメリット」より大きいと考えられます。

内藤
2011年10月、米国予防医学作業部会(USPSTF)が、「PSA検診は、現時点で死亡率低下効果に関する科学的証拠がない」「検診により臨床的に重要ではないがんが発見され(過剰診断)、治療を受けること(過剰治療)による不利益は無視できない」などの内容を含んだ「PSA検診中止勧告」を出しました。しかし日本泌尿器科学会は、この勧告をわが国の現状に適用することは適切ではないとの見解を出しています。

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